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ドサまわり上映日記02

前回に引き続き、10月の上映の模様を書かせて頂きます。
今回は、渋谷アップリンクXにて公開中のオムニバス内短編「こなごな」
にちなんで10月20日に行われましたトークイベントについて。

この日は映画監督であり、黒沢清監督作品などの脚本家としても
ご活躍なさっている古澤健さんにご来場頂きました。

自分が通ってました映画学校の大先輩でもある古澤監督とは
以前にもお話させて頂いたのですが、その作品分析力にはいつも驚かされます。

「こなごな」は、ある事件の加害者男性と被害者女性のみが登場する短編なのですが、
その女性のモノローグが、画面に示されます。
古澤監督は、そのモノローグは実は女性のものではなく、犯人男性の心の中の声で、
自分たちが普段理解出来ない、犯罪者の冷たい心理を描き出しているのではないかと仰って。

作り手としては、加害者と被害者の両方の存在をしっかりと感じさせたかったのですが、
確かにこの「こなごな」の原案となっている早見純さんの作品は、被害者女性を
しっかりと描きながらも、加害者側の心の中、という誰にも踏み入れない領域を
描いていて、そこが突き抜けた表現となっているのです。

「こなごな」から、そういう原案のテイストを少しでも汲み取って頂けたのなら、とても
嬉しいことです。
やっぱり人の作品の脚本を書ける人って、頭の回転が速いです。
古澤監督、ご来場頂き本当に有難うございました!!

そんな古澤監督の文章は、現在発売中の雑誌「TRASH UP!」でご一読下さい。
また、11月5日(木)に阿佐ヶ谷ロフトにてイベントをなさるようなので、
お近くの方は是非。詳細は古澤監督のブログをご一読下さい。
古澤健監督ブログ


そして前述しました「こなごな」原案漫画家の早見純さんですが、
11月3日(火・祝)の「こなごな」上映後に、トークゲストとして登壇します。

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渋谷アップリンクX にて11月6日まで公開中のオムニバス映画 『大脱出』
内の一本「こなごな」のゲストとして。

早見純(漫画家)×小深山菜美(女優)×松岡龍平(俳優)×金子雅和(「こなごな」監督)

日時:11月3日(火・祝) 19時の回上映終了後(20時05分頃~)

料金:当日1280円
    前売予約頂ければ980円
    前売り券は渋谷ツタヤ一階、ポレポレ東中野、ユーロスペースにても販売中

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早見純さんは、美術家の会田誠さんや作家/ミュージシャンの中原昌也さんなどに
多大な支持を得ている漫画家さん。
80年代に凶器のように鋭い作品を次々と発表し、一躍注目をあび、その後沈黙。
2000年に「復活祭」という作品と共に復活。

近作・過去作の復刻共に、全国のヴィレッジヴァンガードや中野タコシェ、
ジュンク堂などで絶賛発売中です。

この機会に是非、会場にお越し下さい!!

「復活祭」


そして11月4日(水)は、映画監督の七里圭さんが
同じ枠にゲストとしていらっしゃいます。

七里監督は、08年に『眠り姫』『マリッジリング』『ホッテンットエプロン・スケッチ』と
立て続けに3本の映画を公開し、『眠り姫』いまだにロングランヒット中!
という恐るべき根強い人気をお持ちの方ですね。

実は現在、アップリンクXでは『大脱出』の上映後に『眠り姫』を
やってますので、11月4日は七里監督のトークと映画のハシゴなど
如何でしょうか。
『眠り』姫HP

ki

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