「ブンガクと映画」ご来場ありがとうございました
更新が遅くなってしまいましたが、7月20日
渋谷アップリンクファクトリーでの上映イベント
「ブンガクと映画」が無事終わりました。
ご来場下さいましたお客様、誠にありがとうございます。
スタッフ・キャストの皆さんも、忙しいなか会場に駆けつけてくれて、
感謝の気持ちが尽きません。
当日は「失はれる物語」と、当イベント主催の小沢和史監督作
「人さらいが来ればいいのに」「ハシッシ・ギャング」の計三本を上映。
「失はれる物語」、今回はなるべく大きめの音で、
そして色味も割と忠実に上映出来たのでは。
携帯配信用に作られたとはいえ、やはり最終的には劇場で上映されることを
前提に仕上げてあるので、スクリーンにかかってお客様に見て頂くことが、
本当の完成です。
大人な諸事情でなかなか上映することが出来ず、
関係者試写が終わってから8カ月も過ぎていたので、喜びはひとしおでした。
機会を与えて下さった小沢監督、ならびに映画『デルタ』関係者のみなさま、
アップリンクスタッフのみなさま、本当にありがとうございました。
←暑い中のご来場のみなさまにも感謝です
上映後は、小沢和史監督とトークをさせて頂きました。
たしか11年来の知人である小沢監督。
一番はじめにお会いしたのは、新宿ロフトプラスワンでの
上映会だった気がします。
当時、まだ映像作り始めて間もない自分は8ミリで撮った中編映像を、
小沢監督は16ミリで撮ったIFF入賞作を上映し、
寓話についての話などをしたような。
その後小沢監督の自主映画にスタッフ参加したり、音楽イベントの撮影を共にやったり、
小沢さんが就職した会社の番組撮影を手伝ったりと、たまにしかお会いしてませんが、
思えばずいぶん長い付き合いです。
そんな小沢監督も一家の主となったいま、ずいぶん落ち着いた様子ですが、
事物や社会に対する詩人的な目線は変わらず、懐かしさも伴って、
自分もすっかりリラックスして長々と話してしまいました。
右:小沢和史監督、左:金子
それぞれの原作本持参
それにしても、かつて都落ちした頃に
花村萬月とつげ義春ばかり読んでいたと仰る小沢監督が、
その双方の作家の創作に何かしらの影を落としている小川国夫文学に
辿り着き、映画化なさったのは、とても納得がいくものがありました。
小川国夫さんと小沢監督は、同じく静岡ご出身。
今後「ハシッシ・ギャング」の長編化を構想しているそうで、
同じ土地に生まれ育った人だからこそ撮れる、風土や空気感を
掴んだ作品の誕生が、今から楽しみです。
右脳人間だから?手がよく動く小沢監督
今回の短編版「ハシッシ・ギャング」ももちろん、
小沢監督独特の視線で原作を料理していて、不思議な魅力の
ある作品です。
同作を含めた映画 『デルタ 小川国夫原作オムニバス』 が
本日7月24日(土)より、渋谷アップリンクXにてロードショーされますので、
そちらもぜひ皆様、足を運んで下さい
(今回の上映は、この本上映のための宣伝イベントでした)。
「誘惑として、」 与那覇政之監督 (『ドモ又の死』、『美代子阿佐ヶ谷気分』などのカメラマン)
「他界」 高野貴子監督 (『雲の上』、『国道20号』など、空族のカメラマン)
「ハシッシ・ギャング」 小沢和史監督 (『僕は一日で駄目になる』など監督)
以上、3人の監督が捉えた、3つの小川国夫原作の短編映画集です。
『デルタ』予告編↓
渋谷アップリンクファクトリーでの上映イベント
「ブンガクと映画」が無事終わりました。
ご来場下さいましたお客様、誠にありがとうございます。
スタッフ・キャストの皆さんも、忙しいなか会場に駆けつけてくれて、
感謝の気持ちが尽きません。
当日は「失はれる物語」と、当イベント主催の小沢和史監督作
「人さらいが来ればいいのに」「ハシッシ・ギャング」の計三本を上映。
「失はれる物語」、今回はなるべく大きめの音で、
そして色味も割と忠実に上映出来たのでは。
携帯配信用に作られたとはいえ、やはり最終的には劇場で上映されることを
前提に仕上げてあるので、スクリーンにかかってお客様に見て頂くことが、
本当の完成です。
大人な諸事情でなかなか上映することが出来ず、
関係者試写が終わってから8カ月も過ぎていたので、喜びはひとしおでした。
機会を与えて下さった小沢監督、ならびに映画『デルタ』関係者のみなさま、
アップリンクスタッフのみなさま、本当にありがとうございました。

上映後は、小沢和史監督とトークをさせて頂きました。
たしか11年来の知人である小沢監督。
一番はじめにお会いしたのは、新宿ロフトプラスワンでの
上映会だった気がします。
当時、まだ映像作り始めて間もない自分は8ミリで撮った中編映像を、
小沢監督は16ミリで撮ったIFF入賞作を上映し、
寓話についての話などをしたような。
その後小沢監督の自主映画にスタッフ参加したり、音楽イベントの撮影を共にやったり、
小沢さんが就職した会社の番組撮影を手伝ったりと、たまにしかお会いしてませんが、
思えばずいぶん長い付き合いです。
そんな小沢監督も一家の主となったいま、ずいぶん落ち着いた様子ですが、
事物や社会に対する詩人的な目線は変わらず、懐かしさも伴って、
自分もすっかりリラックスして長々と話してしまいました。


それにしても、かつて都落ちした頃に
花村萬月とつげ義春ばかり読んでいたと仰る小沢監督が、
その双方の作家の創作に何かしらの影を落としている小川国夫文学に
辿り着き、映画化なさったのは、とても納得がいくものがありました。
小川国夫さんと小沢監督は、同じく静岡ご出身。
今後「ハシッシ・ギャング」の長編化を構想しているそうで、
同じ土地に生まれ育った人だからこそ撮れる、風土や空気感を
掴んだ作品の誕生が、今から楽しみです。

今回の短編版「ハシッシ・ギャング」ももちろん、
小沢監督独特の視線で原作を料理していて、不思議な魅力の
ある作品です。
同作を含めた映画 『デルタ 小川国夫原作オムニバス』 が
本日7月24日(土)より、渋谷アップリンクXにてロードショーされますので、
そちらもぜひ皆様、足を運んで下さい
(今回の上映は、この本上映のための宣伝イベントでした)。
「誘惑として、」 与那覇政之監督 (『ドモ又の死』、『美代子阿佐ヶ谷気分』などのカメラマン)
「他界」 高野貴子監督 (『雲の上』、『国道20号』など、空族のカメラマン)
「ハシッシ・ギャング」 小沢和史監督 (『僕は一日で駄目になる』など監督)
以上、3人の監督が捉えた、3つの小川国夫原作の短編映画集です。
『デルタ』予告編↓
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