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28・29日イベントの模様

 上映も最終週に突入。終盤のイベントは
トークショウではなく、宣伝イベントプロデューサー氏
提案のものが続きます。

作品内容や「辺境」というキーワードを元に、
通常の映画イベントからもう一歩飛躍したものを、というコンセプトで。



 11月28日は、ライター兼ホラー系ドラァグクイーンのエスムラルダさんが
ミニトーク&ミニショウをして下さいました。


ライターでもあるエスムラルダさんは、作品への洞察力も
さすがに鋭く。「鏡の娘」で娘が口づさんでいる歌が、
ちあきなおみの「黄昏のビギン」だと指摘なさった方は初めてです!

実はエスムラルダさん、たまたまアカペラサークルでこの歌を練習中とのこと。
アカペラサークルって?とか思いつつも、
金子は「娘は世間の情報を知らなく、今の流行り歌は分からないはずなので、
母親が化粧をしながら口づさむ昔の歌謡曲を真似するように歌ってもらった」と。

また、ご自身のショウで血のりを使うことが多いエスムラルダさん、
「こなごな」で使われた血の色について、ちょっとマニアックな
トークに発展。食紅の色の混合具合など。。。

1128エスムラルダさん
そしてショウです。
不勉強ながらホラー系ドラァグクイーンのショウ、という
ものが想像出来てなかったのですが、
情念あり、笑いありの、怪しくも何とも充実したショウでした!
石川さゆりの歌に合わせて「愛する人を殺す」という下りでは、
前列に座るお客さまに刃を突き刺し・・お客さまもご協力に
感謝します!

映画の緊張感が解き放たれる小時間で、
かつホラーとブラックな笑いが、Aプログラムの上映後に
妙にあっていた気がします。
エスムラルダさん、ありがとうございました!!



 11月29日はウード奏者の常味裕司さんが、
上映後にミニライヴをして下さいました。


NHKのシルクロード番組や「龍馬伝」などの音楽にも
参加している常味さん。
ライヴ前にお話しすると、中東の弦楽器である
ウードに辿り着いたのは70年代末、商業主義化するロック
に見限りをつけてから、とのこと。

ピアノなど、西洋楽器では音階は半音区切りだけれども、
中東ではドとレの間に7つもの音階があり、
匂いや色なども表現している、と。

昔から続く伝統的音楽の流れの中で自分が演奏していることが
おこがましくも思え、そして幸せでもあると仰っていた、
その真摯なお人柄がとても印象的でした。

常味裕司さん
ミニライヴの模様↑
魔法のように動く指から奏でられる音は、本当に鳥肌もので、
確かに色や匂い、そして時制を超えた空気感を感じました。

シンプルとか、複雑とか言い切れない、その間にあって
ふだん切り捨ててしまっている何かを、確かに表現している音楽。
気付いたら、無類の音楽好きであるアップリンク支配人氏も
客席で感慨深げに聞いてました。
マイクを通さない、生音だからこそ聞こえる微妙な表現から、
(勝手ではありますが・・)常味さんの静かに熱い、
ロックな魂を感じた次第です。

思わずライヴ後にCDを買ってしまいましたが、
年内も頻繁にライヴ活動をなさっているので、
ぜひ常味さんのHPでチェックして下さい!

素晴らしい演奏を、本当にありがとうございました!!



 いよいよ『辺境幻想』上映も最後のBプログラム、
あと4回で終了です。

特に「失はれる物語」は、今後の上映・DVD化の予定は
ありませんので、ぜひこの機会にご高覧下さい!

12月2日(木)は上映後に、音楽家・坂本弘道さんのミニライヴが
あります。

3日最終日は、上映後に出演者の中村邦晃さん(俳優)、
高木公介さん(俳優)、松蔭浩之さん(現代美術家)、そして
金子雅和(『辺境幻想』監督)の挨拶をさせて頂きます。



加えて、3日に挨拶する「復元師」出演の高木公介さんに
ビッグニュースが!
高木さんが出演した内田伸輝監督作『ふゆの獣』が、
東京フィルメックスにてグランプリ受賞!


フィルメックスは、世界的に見てもかなりハイレベルな作品の集まった
国際映画祭。そこでグランプリ獲得ですから、
高木さんの来年は海外映画祭巡業でしょうね・・
本当におめでとうございます!!

そんな高木さんの熱演をご覧に、ぜひご来場下さい。


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