fc2ブログ

2016年02月 | ARCHIVE-SELECT | 2016年04月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016

2016_yubari_00.jpg


 2月25日~29日開催の、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016にて、
最新作『アルビノの木』が初一般上映されるため、現地へ行って参りました。

ゆうばり映画祭には、2013年に『水の足跡』をショートフィルムショーケース部門に
ノミネートして頂いて初参加、今回はフォアキャスト部門に選出されての上映でした。

北海道は、映画祭ノミネート/招待で行くのは3回目、自分にとって特別に好きな場所なので、
夕張入りする前に少々寄り道しつつ。。

2016_yubari_01.jpg
エゾジカの剥製。『アルビノの木』も、鹿をめぐる物語です。

2016_yubari_02.jpg
アイヌの装飾品。
ちなみに『アルビノの木』主人公名:ユクは、アイヌ語で鹿のこと。

2016_yubari_03.jpg
ヒグマの剥製。

2016_yubari_04.jpg
本物のヒグマ。初めてみましたが、写真では伝わらない大迫力。

2016_yubari_05.jpg
チセと言われる、アイヌの家。

2016_yubari_06.jpg
プーと呼ばれる、貯蔵庫。
ちなみに集落/村はコタン。アイヌは人間、カムイが神。
アイヌ言語には、「自然」を表す言葉はないそうです。

2016_yubari_07.jpg
沙流川。
綺麗なこの流れの周りに、集落(コタン)が出来たようです。

2016_yubari_08.jpg
そろそろ夕張へ向かいます。

2016_yubari_09.jpg
夕張着。
今回のメイン会場である、小学校跡「ひまわり」。
かつては炭鉱で大いに栄えましたが、今はひとつも映画館がないため、
体育館や武道場、ホテルの宴会場、学校の教室などに
スクリーンが設置され、上映会場となってます(計6スクリーン)。

2016_yubari_10.jpg
映画祭公式カタログ。
ゆうばり映画祭のシンボルである虎。

2016_yubari_11.jpg
『アルビノの木』の紹介。
上映は翌日28日、映画祭クロージング間近のタイミングです。

2016_yubari_12.jpg
そして夕方、主演の若き猟師:ユク役の松岡龍平さん、
ベテラン罠猟師:火浦役の長谷川初範さんが到着。
恒例のストーブパーティー(屋外で地元市民の方たちの料理の振る舞い)に参加。
俳優の黒田勇樹さんと一緒に一枚。
超寒いですが、鹿肉も出ました。

2016_yubari_13.jpg
午前3時まで呑んで、翌朝、長谷川さんは地元メディアの取材。
そして昼は皆で夕張名物(?)カレーそば。
ボリュームがすごいです。

2016_yubari_14.jpg
このそば屋・吉野家さんに、長谷川さんがサインを頼まれて。
ちゃんと『アルビノの木』と書いてあります。

2016_yubari_15.jpg
いよいよ上映間近。
会場のゆうばり共生型ファーム(やはり元小学校の教室)へ。
廊下に長蛇の列が出来、開場直後、すぐに満席に。

2016_yubari_16.jpg
上映、始まりました。
長谷川さんは、お客さんと一緒に初鑑賞。
熱気があります。

2016_yubari_17.jpg
無事上映終了(86分)、そして舞台挨拶へ。
左より、ユクの姉:イズミ役の山田キヌヲさん、長谷川さん、金子(虎マークが顔面直射・笑)。
山田キヌヲさんは今回、オフシアターコンペ部門の審査員として夕張に初参加。
10年来、映画でご一緒させてもらってますが、すっかり女優として出世されました。

2016_yubari_18.jpg
一番左に、役場の課長:群田役の細井学さん。

2016_yubari_19.jpg
一番右に、監督助手の福田佑一郎さん。
松岡さん、山田キヌヲさん、福田さんは西日本出身で、
みんな初北海道、とのこと。
長谷川さんは北海道紋別出身。

舞台挨拶では、我が組定番、命がけとも言える過酷なロケ現場の話や、
初めて作品をご覧になった長谷川さんの感想
「シナリオを読んだときに予想していたものを、遥かに上回っていた」
「役者は、良い映画になるのであればいくらでも待つし、監督の素材に徹する」
といった、初鑑賞の興奮さめやらぬ熱い言葉が出て、大いに盛り上がりました。

2016_yubari_22.jpg
上映後、みんなで一枚。
この上映のために駆けつけてくれた、
メインロケ地の長野県須坂市・観光協会の方が撮ってくれました。
須坂のロケの魅力が、一般のお客さんにも伝わったことと思います。

2016_yubari_20.jpg
上映後、松岡さんと長谷川さんは、お仕事の都合で
直ぐに夕張を出発。
長谷川さんは2013年にもゆうばり映画祭に参加されていて、
そのとき『水の足跡』を見に来て、上映後、声をかけて下さいました。
そして「次の作品に出たい」と仰って頂いて、今作へのオファーと繋がりました。

yubari05.jpg
↑2013年にゆうばりでお会いした時の写真。

松岡さん、山田キヌヲさん、金子は2006年1月に、
真冬の山の中、凍った滝の前で撮影していた『すみれ人形』以来の縁。
10年を経て、雪国で開催の大きな映画祭で3人が揃うのが、感慨深かったです。

翌日はコンペ部門の受賞作上映のあと、
これも恒例の、夕張市民の方たちがご用意下さった料理による
さよならビュッフェがあって、参加者全員、名残惜しくも夕張を発ちました。

2016_yubari_23.jpg
新千歳空港で食べた、北海道カレー。

今回はコンペ受賞作も、若いエネルギーと才能に溢れていて、大いに刺激を受けました。
世界一楽しい映画祭」という看板に偽りなしの、
充実した映画祭、そして『アルビノの木』初上映の場でした。

映画祭関係者の皆様、ご来場頂いたお客様、そして遠いところお越し頂いた
須坂市観光協会様、誠に有難うございました。


 『アルビノの木』は現在、劇場公開へ向けて着実に動いてます。

まだ、確かなことをお知らせ出来ない段階ですが、
劇場詳細や、次なる上映情報を早めにリリース出来るよう、一歩一歩進めていますので、
たまに当ブログや下記等、チェック頂ければ幸いです。

『アルビノの木』公式HP※準備中です

| 上映情報 | 06:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |